社員がやりがいを感じられる風土を創りたい
いいモノはいい!リーダー : PSI事業部長 川田 英哉 ・ 管理部課長 金井 滝和
リンク&リンケージは、物流・受注・ITと3つの事業分野を持っているが、すべてに共通する特徴が、「うまくいって当たり前」の減点法式の業務が多いこと。時間通りに注文通りのモノが届く、滞りなくシステムが稼働しているなど、その裏側にはたくさんの人の努力があるにも関わらず、感謝されることがほとんどない。
さらに、リンク&リンケージの前身である、フジ物流とシステムメイトは、コストセンターの立ち位置からスタート。コストセンターとは、単体では外部からの収益を上げるしくみがなく、人件費をはじめ、かかる費用はすべてコストになるため、全社的な収益を高めるために、時間とコスト、労力を削減することが求められる。
やりがいを感じる場面が少なく、社員のモチベーションもなかなかあがらなかった。
だからこそ、ささいなことでも、ともに働く仲間同士「ありがとう」を伝えあう文化を創りたい。
そんな想いで今年の4月から始めたのが、Thank you賞。「誰がやってもいいような、ちょっとしたことを率先してやってくれるあなたに感謝!」「さりげない心遣いに感謝!」など、日常のささいな感謝を伝える場として、表彰制度を活用している。
また、個人と企業の成長に欠かせない新たなチャレンジを称える「チャレンジしたで賞」や、生産性向上・業務効率化には必須の「工夫したで賞」も取り入れている。
「感謝したで賞については、多くの投稿やそれに対するいいね👍が集まり、盛り上がりを見せている。一方、チャレンジや工夫に関しては、まだまだ投稿に対するハードルが高いと感じられているようで、投稿は少ない。日常のささいなこと、例えば、結婚した!一人暮らしを始めた!車を買った!など、業務によらず人生全般におけるチャレンジや工夫をみんなが称え、応援できるようになりたい。」
相手を思いやり、認め、感謝することが、心を開いて人とつながるきっかけになるのだ。
■設定した賞
・Thank you賞
・チャレンジしたで賞
・工夫したで賞
■運用プロセス
・Teamsに各賞ごとの専用チームを設置し、推薦者が賞賛する内容と対象者を投稿
・内容を社員全員で確認し、いいね👍ボタンで賛同を示す
・4半期に1度ポイントを集計し、朝礼&掲示板で受賞者を発表。
優秀賞(若干名)・・・推薦された人のうち、期間中のいいね👍ポイントが多い順に選出
推薦賞(若干名)・・・いいね👍ポイントが多い内容を投稿した人を選出