ターミナルスクエアビル
事業本部 事業部長 永井 道雄
スクエアビルは、「業務に有益な資格」「趣味一芸の資格」の取得奨励を掲げ、社内規則で報奨金や資格手当を設けた。2023年度は、より個人のスキルアップにフォーカスするため、業務に必要な資格(報奨金や資格手当)とは切り離して運用。7月に開催したライフデザイン・カバヤ不動産部との親睦会で表彰を行った。
◆対象者
「業務に有益な資格」取得表彰
安井 志津枝(総務経理担当 主任):ICTプロフィシエンシー検定試験

社内のあらゆる業務がPC上で完結するようになり効率的になった反面、ペーパーレスや社内システムに慣れず、苦労している方もいるのではないだろうか。例えばワードやエクセルを使って、こういうことをしたい、と思ってパッとできる人、システムやPCに何か原因不明の不具合が発生して、迅速に対応できる人は、それなりの経験や知識を持っているのだろう。彼女自身も同じような課題を抱えていたが、まず社内でよく使うアプリケーションから勉強を始め、だんだんと幅を広げていこうと考え「ICTプロフィシエンシー検定試験」を受験。自分のPCに対する現在地はどこなのか確認することで、自分が思っていたよりも「使いこなせている!?」と僅かな自信も生まれた。ゆくゆくは上級資格の「ITパスポート」にもチャレンジしたいと語っている。
昨年度の運用では、資格取得に対する従業員のモチベーションは上がったが、手当に直結した資格に偏り、当初掲げた「プライベートも仕事も人生。それぞれが互いに作用していくことで、個人の成長と会社の発展をつなげていく。」と言う想いからズレが生じていた。
彼女は、そんな原点の思いに立ち返り、「自分のため、スクエアビルのために何ができるか?」を自ら考えて行動した結果が表れたものだ。本人は、「難しい資格ではない」と謙遜していたが、誰に言われるでもなく、自らが考え行動したことに大きな成果がある。これを機にスクエアビルのIT分野を一手に引き受けるような更なるステップアップに期待したい。