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自由高等学院・希望高等学園

BRUSH UP SCHOOL ~生徒の声から変わっていく学校~

自由高等学院
石川 佳司

私たち自由高等学院は、生徒たちが活気づき、楽しみながら学校生活を送るために、学校環境や授業、学校行事などの取り組みをどのように改善すればよいかを考え、生徒たちの生の声を聴くため、学校アンケートを行いました。

アンケートを行う際、私たち教員から「私たち(教員)がどう思うかは気にせず、リアルな意見を書いて!」と声掛けをしながら生徒たちに記入してもらいました。

生徒の声を幾つか紹介すると・・・・

通学靴や制服についての質問では、本校では、ビジネスマナーの観点からローファー着用が義務でしたが、スニーカーの着用を認めてほしいとの声が多数ありました。

既定の制服には長袖・半袖のフルセット購入が原則でしたが、半袖は必要ないとの声がありました。また、学校で取り組みたいことや、やってみたいことという質問には、TikTokやINSTAGRAMなどのSNSへの興味関心が見られました。

すぐ始められるものは何かと教員間で話し合った結果、通学靴や制服は、ローファー、スニーカーのどちらも選べるように。さらに、夏服を希望者が購入するスタイルに変化を加えました。どちらも選べるスタイルが生徒たちの反響も良く、喜ぶ声が聞こえました。

また、SNSの取り組みの声から、学校の授業で生徒たちが楽しめるものはないかと話し合いを重ね、「ゼミ」という形で、生徒たちが主となって楽しみながら学べる授業を開講することにしました。

生徒たちにやりたい講座を調査した結果、「TikTokゼミ」

「料理ゼミ」

「メイクアップゼミ」、「eスポーツゼミ」、「英検対策ゼミ」を開講することになりました。

TikTokゼミでは実際に撮影編集を生徒たちが行い、簡単な動画を作成しています。メイクアップゼミでは毎回テーマを決めてメイクの研究をする、料理ゼミでは、調理計画から実習まで自分たちで考えるというように楽しんでいます。

それぞれのゼミでは、生徒たちの活気ある声や表情が見られ、学校全体が活気づいてきたことが肌で感じられます。

私たち教職員も、校則はもちろん大事ですが、そこに生徒のリアルな声をとりいれて、学校に変化を加えることで、「先生-生徒」が一緒になってより良い学校を創ることが出来ると、短期間で実感することが出来ました。

今後も、「リアルな声」を聴きながら、学校を前進させるべく私たち大人が本気で変化を取り入れていきたいと考えています。

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