瀬戸内海経済レポート いいモノはいい!広報担当 安江 義男
2024年度いいモノはいい!「感謝の質向上」表彰の受賞者が、赤木英紀記者に決まりました。前回紹介した修理・修繕事業者の団体岡山県リペア協会の発足から協同組合化へ至る取り組みを評価してのものです。「取材を起点に信頼関係を築き、経営課題の解決を通して企業の成長をサポートし、経済レポートの収益化につなげた取り組み」がどのように生まれたのか、赤木記者に聞きました。
ー受賞の感想は
取材先企業で住宅リペア事業展開の㈱リペアテックの佐々木翔平社長と雑談する中で、「リフォームやリサイクルと比べてリペアは認知度が低くてなかなか広まらないんだよね」というぼやきを聞き、「それなら、リペア会社を集めて一緒にPRしてみたら」と応えたことをきっかけに始まった取り組みでした。それを評価してもらい、3年間支援を続けてきた甲斐があったと感じています。
―改めてサポート内容を教えてください
わたしや先輩記者が取材を通して構築してきたつながりや、佐々木社長のネットワークを生かして仲間を募り発足。事務局役を務めながら伴走支援してきました。その間、取材を通し新たな縁をつなぎながら共同イベントなどを開催。さらにブランド力を高めるには協同組合化が良いのではないかと提案し、支援団体の岡山県中小企業団体中央会とつなぐことで4月に会員19人での協同組合となりました。さまざまな職人が集うので苦労も多いですが、これからも、岡山でロールモデルをつくり、全国に広められるよう取り組みます。
―どういった姿勢や心がけが成果につながったのでしょうか
取材の際、ふとした雑談に対しても何か役に立てることはないかと常にアンテナを張っておくことではないでしょうか。そして、相手のことを深く思い自分事として考える気持ちや利他の精神が大切だと思います。これは、感謝の質の高い記事に求められる、相手が本当に伝えたいこと、伝えるべきことを導き出しカタチにするプロセスと同じものです。
―今後について
これからも取材先や岡山の経営者の想いに寄り添い、ネットワークを生かしてさまざまな経営課題解決を支援できるよう取り組みます。そのためにも、週刊VISION岡山を1人でも多くの経営者に読んでもらい、輪を広げていきたいですね。
