GOOD THINGS AWARDS

2025年度受賞者

いいモノはいい!×リーダーシップで発揮された人物像!

希望高等学園
石原典子

日々の業務に追われてしまうと、一緒に働く仲間のいい部分をつい見落としがちになってしまう。意外な一面を知ると、その人への声かけや依頼する内容も違ってきます。頼られる存在となることで、何気ないことでもやりがいを見出すこともできます。

そんな想いを形にして、希望高等学園では2025年度は「リーダー活動」を行っています。一人ひとりが自分の得意としていることを、いろいろな場面で発揮できるように、まず、「〇〇リーダー」として表明しました。自分が困っている時に気軽にそのリーダーを頼って、学校全体を良くしていこうという取り組みです。

今年度前半が終了した9月末に前期の振り返りを行い、「2025年度前期リーダー活動大賞」は、岡山校の山口真司先生が受賞しました。

石原(以下・石):「山口先生、この度はおめでとうございます!『AIチャレンジリーダー』ということで、どのような視点からAIリーダーになられたのでしょうか?」

山口(以下・山):「ありがとうございます。日常の業務にAIを取り入れることで、作業時間の短縮や業務の効率化を実感してきました。その効果を校内でも広げたいという思いから、AIチャレンジリーダーとして取り組むことにしました。AIを活用することで、教務や生徒対応により多くの時間を使えるようになり、教育の質向上にもつながると考えています。」

石:「現在の業務にAIを活用されているとのことですが、どのような場面で活用されているのでしょうか?」

山:「現在の業務では、主に情報整理や文章作成の場面でAIを活用しています。例えば、生徒や保護者に案内を送る際の文章作成では、内容を整理したり分かりやすい表現に整えたりする際にAIが大きく役立っています。また、3年生の進路指導では、面接練習に向けた質問項目の作成や、想定される模範回答の作成にもAIを活用しています。幅広いバリエーションの質問を準備できたり、生徒がイメージしやすい回答例を示せたりするため、指導の質を高めるうえで非常に効果を感じています。」

石:「今後AIはどのように進化していくと思われますか?」

山:「難しい質問で正確なことはわかりませんが(笑)、AIはこれからますます身近な存在になり、私たちの仕事や学びを支えるツールとして進化していくのではないかと感じています。特に教育の分野では、教員の業務負担を軽減したり、生徒一人ひとりに合ったサポートができたりと、活用の幅が広がっていくと思います。 AIが人の仕事を奪うというよりも、教員が本来力を注ぎたい部分、例えば『生徒との関わりや進路支援』により時間を割けるようにする存在として発展していくことを期待しています。」

石:「最後に、受賞された時、岡山県産千屋牛のお肉をいただいたそうですが、感想を一言お願いします(笑)。」

山:「美味しかったです(笑)」

AIに「リーダーとは?」と聞いたところ、一般的には集団を導く人を指すそうですが、役割的な意味では、目標に向かって仲間を支えやる気を引き出す存在で、心理的な側面では、安心感を与え模範となる人との回答でした。会社組織でのリーダー像としては、「上から指示する人」ではなく、「組織の文化をつくる人」でもあるそうです。「いいモノはいい!」プロジェクトは社員同士の感謝や賞賛を広げる場で、これはまさに「心理的安全性を高めるリーダーシップ」の一例となるとの回答でした。これからも盛り上げていきましょう!

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