9月19日、紀尾井町オフィスでHLDGS総務の新入社員若林さんが主体となって、非常事態にも適切に対応できる体制の構築を目的とし、自衛消防隊の顔合わせを行いました。自衛消防隊とは、高層ビルなどにおいて火災、地震その他の災害等による被害を最小限に食い止めるために設置されるもので、災害発生時に先導して避難誘導を行います 。自衛消防隊の活動は日常的に意識しておけば対応できるものがほとんどであり、災害のリスクを大幅に抑えることができる利点がある一方で、紀尾井町オフィスではこれまで自衛消防隊の活用が不十分でした。自衛消防隊の役割が事業会社単位での分担のみで、個人の役割までは決まっておらず、災害発生時、マニュアル通りに十分な連携が取れないということが原因として考えられました。リスクマネジメントを担当している若林さんはそこに大きな課題を感じ、個人の役割を明確化し、すり合わせを行うことで、非常事態にも適切に対応できるような体制を構築するため、今回の顔合わせを企画しました。まずは事業会社単位の役割分担を個人にまで落とし込むため、下記を基準に5つの事業会社から選ばれた計19名を、隊長、副隊長、初期消火班、通報連絡班、応急救護班、避難誘導班、安全防護班に割り振りました。
隊員の選考基準
・事業会社間で偏りが出ないこと
・オフィスへ出社する頻度が高いこと
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さらに顔合わせ当日は、同時並行で実施した社員の災害対策に関する認識把握のためのアンケートで正答率の低かった、消火器やAEDの設置場所、避難経路、避難先に関する内容を盛り込み、知識の確認を行いました。
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災害発生時には食料の確保が非常に重要となります。そのため、普段あまり食べることの少ない非常食を実際に食べてもらうことで、準備の仕方も知ってもらい、防災備蓄への意識を高めました。
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今回の会を通して災害対策への意識を高めただけでなく、事業会社の垣根を越えて人と繋がり、協力して動いていくという意識付けができました。そして、以前よりも災害発生時に連携して、適切に対応できる体制に大きく近づきました 。
11月下旬にはビルの避難訓練も予定しており、社員の積極的な参加を呼びかけます。
それ以外にも、定期的にこのような防災について考える機会を設け、「誰かがやってくれるだろう」と他人任せになりがちな人命救助を自分事として捉えてもらうと同時に、最終的にはオフィスにいる全員が避難誘導をできるような体制を整えていきます。
紀尾井町オフィス全体で安心して働ける職場環境をつくっていきましょう。